航空管制官の年収
航空管制官の年収は年齢によって大きく変わってきます。
例えば、28歳以上32歳未満の場合は460万円前後です。
航空管制官の年収は多いと言われていますが、実際は一般的な職業と同程度の収入を得ている人が多いのです。
ただし、そのような収入の少なさは36歳以上から大きく様変わりします。
36歳以上40歳未満の場合は670万円前後の年収となりますので、目に見えて大きな変化があるのは36歳以上だと思ってください。
中高年に差し掛かると、職業上の手当などが職級の影響で増えてきますし、そのような手当に対して多くの配慮をされている職業が航空管制官なのです。
航空管制官は、人によっては長続きしない人もいますし、人の命に関わっている職業に就くといっても過言ではありません。
多くのフライトを見守り、1つ1つの仕事を丁寧にこなしていかなければいけないため、その影響で若い人にはそれほど多くの仕事が回ってきません。
つまり年齢が若い人の場合、仕事に関して研修を行っている状態で収入を得ているのと同じ状況になります。
同じような仕事ばかり任されるので、若い人は途中で辞めてしまう・・・ということもあり、年によっては航空管制官の年収に大きな影響を与えることもあるのです。
航空管制官の定年についてですが60歳と定まっています。
60歳まで勤務すると、それだけ収入が大幅に上がっていくと思っている人もいますが、前述のとおり、年収が大きく変動するのは36歳以上からです。
それ以降は一般的な職業と同じで、定まった変化しか見られませんので、60歳の定年を迎える前の人でも、年収が800万円前後ということは珍しくありません。
航空管制官の仕事内容
すでに簡単な案内を行っていますが、航空管制官の仕事内容はフライト(空の交通整備)を行う仕事です。
空の交通整備というのは航空機の離着陸です。
その際に指示を出しているのが航空管制官のため、フライトに関する責任も重大となります。
また、指示が間違っている際には、航空機同士の接触も考えられますので、若い人ではそのような指示を出せないこともあります。
その他の仕事では、現在の状況を正しくパイロットに伝えるという仕事もあります。
日によっては気候が大きく変動し、そのため、安全なフライトが難しいという状況もありますので、その際には航空管制官が頼りにされるのです。
航空管制官は、このような気候、フライト状況、パイロットとの連絡などを上手にこなし、無事にフライトが完了するよう指示し続ける仕事でもあります。
そのため、今でも経験の多い中高齢の方を採用している航空は多く、他の職業に比べて年齢が高い人ほど重宝される仕事としても有名です。