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公務員になりやすい大学

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公務員を目指す

国家公務員は、これまで事務次官クラスまでのぼることができる国家公務員Ⅰ種資格と、課長クラスまでの国家公務員Ⅱ種資格の二種類がありましたが、平成24年度の公務員制度改革によってこの等級の差別はなくなりました。

現在は国家公務員Ⅰ種という資格試験は行われなくなり、かわった国家公務員総合職試験という名前で資格を受けて、それを所有する人が事務次官クラスまでの昇格ができるようにされています。

なおかつての国家公務員Ⅰ種試験は日本国内における資格の中でも有数の超難関として知られており、最難関の司法試験や公認会計士試験と並んだ三大難関試験とされています。

ただ国家公務員Ⅰ種の場合、司法試験や公認会計士試験と違って、就職先をダイレクトに決めるものである性格上、合格者は大学院在学中の人が最も多く、次いで大学卒業見込み者や大学中退者といった大学生としての身分を持った若い世代に偏っています。

これは、国家公務員Ⅰ種の受験資格が年齢21歳~33歳未満までという規定があるからです。

優秀な人材が昇格できる

国家公務員Ⅰ種と国家公務員Ⅱ種の違いは昇格できる最高の位にあるわけですが、一概に国家公務員Ⅰ種に合格すればみな事務次官など高級官僚になれるとは限らず、場合によっては国家公務員Ⅱ種合格者のうちの優秀な人材に位を抜かれてしまうというようなケースもよく見られていました。

ちなみに、国家公務員のトップである事務次官の年収は約2300万円とされています。
これが局長では約1900万円、課長で1000万円となっています。

一応建前的には国家公務員Ⅰ種の最高位が事務次官、国家公務員Ⅱ種の最高位が課長というふうになっていたことを考えると、Ⅰ種合格者はⅡ種合格者の2倍以上の年収を獲得することができるというふうに考えてもよいようです。

国家公務員Ⅰ種には上記に説明した通り受験資格としての年齢制限がありますが、学歴については特に何らかの制限はありません。
意外かもしれませんが、年齢が受験資格範囲内であれば高卒の人でも十分に国家公務員Ⅰ種の採用対象となることができるわけです。

高級官僚を目指すなら…

大学しかしながら、実際には国家公務員Ⅰ種の合格者は大学ごとに大きく違っており、最も多くの官僚採用となっているは東京大学です。

東大以下、京大、早稲田、東北大と続いていきますが、2位の京大からの合格者は東大の半分以下となっているため、高級官僚を目指すためにはやはり東京大学へ進学するのが一番有利と言えます。