裁判の判決を下す裁判官のお仕事
裁判官といえば、刑事事件や民事事件にて「判決」を下す職業のことを言います。
裁判になると、弁護士や検察がそれぞれ証拠や言い分をまとめてやりあいますが、その結論となる「判決」を出すのが、裁判官の仕事になるということです。
つまり、人の一生を左右する仕事になります。
例えば、めったにないことではありますが「冤罪事件」がありますよね。
やってもいないことで犯罪者にされ、さらにはそれで有罪判決まで出てしまうという非常に辛いものです。
この有罪判決で収監され、失った時間を取り戻すことはできません。
それを考えると、やはり裁判官の判決というのは本当に重いものであり、さらに大変なものであることが解ります。
また、判決と言うのはどんな犯罪事件であったとしても「客観性」を忘れてはいけません。
どんな凶悪犯罪であっても、裁判官の個人的な感情を入れることはできないのです。
非常に重く、また重大な仕事であることは否定しようもありません。
それだけに非常に社会的地位は高いですが、それに余る重さと大変さがこの仕事には付きまといます。
その判決が前例になることも
裁判と言うのは「前例」に沿って判決が出されることが多く、だからこそひとつひとつの裁判の判決はとても重要なものになります。
一度判決が出れば、似たような事件が起きた時に「前例」としてその判決が出されることになりますので、そういったプレッシャーも請け負わなくてはなりません。
そんな裁判官のお給料について
では、そんな裁判官のお給料はどんなものになるのでしょうか。
まず初任給ですが、一番安いお給料で227000円となっています。
これは、実は検事の一番安いお給料と一緒ですね。
このまま順調に出世をしていけば、最終的に「最高裁判所長官」になれば月収は200万円を超えます。
これはあらゆる公務員のお給料の中で非常に高いお給料となりますが、それでもこのお給料が高いとは言いがたいほどのプレッシャーがこの仕事には付きまといます。
お給料には代えがたい仕事の大変さがありますので、そこが非常に重要になるでしょう。
誰にでもできる仕事ではありませんし、また仕事についたとしてもそこには強いプレッシャーがあります。なので、そこを覚悟して目指す必要はありますね。
おいそれと「やってみたい」と言うことができるような、簡単な仕事ではないことは確かです。
裁判官の仕事は非常に重くて大変な仕事なので、年収だけ見て「高い年収でいいな」などと思わないことですね。