検事は国家公務員である
まず、検事は国家公務員であるということを学んでおかなければなりません。
検事といえば、裁判で弁護士とやりあう姿がたびたびドラマになりますが、そもそも弁護士とはまったく身分が異なるということを頭に入れなければなりません。
弁護士の場合、身分は高いですが民間の一般職です。
それに対し、検事は国がその身分を認めている国家公務員となりますので、そもそもの立場が異なるのです。
そこはきちんと理解しておかなければなりません。
「検事は国家公務員である」と考えておくと、大体の年収が見えてくると思いませんか?
とはいえ、検事の給与は一般的な公務員とも異なる
国家公務員である検事ですが、実はお給料は検察官のものとして別に定められています。
検事の給与は、年齢やどのくらい検事として働いたのか?で決まりますが、検事になりたてで最も低い検事2号だとお給料は227000円。
意外に少ないお給料だと思いませんか?
検事とはいえ、お給料はやはりこういうところからはじまるのですね。
しかし、これが順調に年数を重ね経験を積んでいき最高クラスになると、月収は120万円を超えます。
ちなみに、この検事を超えてさらに最高クラスの「検事総長」ともなると、月収は150万円程度にまで上がります。
国家公務員の中でも、非常に稼げる仕事であることは間違いありません。
ただし、検事という仕事はそれだけ苛酷で大変な仕事であることから、「楽してこれだけのお金を稼ぐことができる」というわけではありません。
かなり責任も重く、人の人生を左右する可能性もある非常に重要な仕事です。
残業手当はないらしい…
このように、検事のお給料だけを観ると非常に高額なお給料を稼ぐことができるお仕事になりますが、実は「残業代が出ない」という非常大きなデメリットがあります。
どんなに忙しくても残業代が出ないということは、辛いことですよね。
月給がかなり高額になりますので、その中に残業代も入っているということでしょうね。
月給は確かに高い職業ではありますが、そればかりには収まらない大変さがこの検事という仕事にはあります。
勤務時間だけで終わるような仕事ではないこと、また裁判を通して人の一生にかかわる仕事をするということの苛酷さは、なにものにも代えられないのではないでしょうか。
高額なお給料というだけで目指しても、非常に大変な仕事であることからついていけなくなる可能性もあります。
なので、誰にでもできる仕事とは言い難いですね。
自分に厳しくなければ、できない仕事です。