発売前にゲームをテストプレイする
この仕事は、発売前のゲームをテストプレイするのが仕事であり、ゲームが好きな人にとっては、転職と言えるでしょう。
ただもちろん、プレイして面白かった、というだけでは仕事ではなく、いくつか重要な役割を持ちます。
・仕様通りにプレイできるか確かめる
製作会社やクライアントから、まずはプレイの依頼を受けて、ゲームの仕様を受け取ります。
実際にプレイするとなると、仕様通りにゲームが作られているか、これはグラフィック、スローリーなどを確認します。
動作は正しいかもチェックし、まずはゲームの品質確認を行います。
・操作確認
次はいわゆるデバック操作となっており、実際にプレイしながら、不具合や間違いがないか確認します。
コントローラーの入力通りプレイできるか、キャラクターのコメントや、道具の名前などに間違いや誤字脱字がないか、スマホゲームなら、タッチなどの操作を確かめます。
グラフィックの描画についても、間違いやおかしいところはないか確かめます。
・記録
仕事の中でも一番重要とされており、動作確認の中で、記録をしていきます。
この記録を元にして、ゲーム製作会社は、改善点や修正点があれば行います。
そして修正や改善が完了すると、再度テスターがプレイし、改善されているか確認し、他に不具合がないか見ていきます。
不具合を見つけたときは、どこがおかしいか、はっきり具体的に指摘できないとなりません。
その記録を受け取り、クライアントが修正や改善できるように、具体的に指摘するのです。
ちなみに、テスターがプレイするときは、特別なモードを使うことがあります。
これは、例えばRPGならば、お金はマックスまで持っており、レベルもマックス、または死なないようなモードになっており、一からレベル上げする必要はありません。
年収は最近になって上がってきた
ゲームテスターの年収は一昔前は高くはなかったですが、最近平均を見ると、年収450万円ぐらいになっています。
これは一昔前と比べると高い収入になっており、さらに最近はスマホゲームが登場し、年収アップに繋がりました。
また雇用の需要も高まっており、これも年収アップに繋がっています。
テスターとなっている方の、半数近くが年収400万円以上であり、若い年代だと、高めの年収でしょう。
テスターとしては、フリーランスで働くような人もおり、この割合も増えています。
さらには契約社員として働く方もおり、年収は地域によっても大きく違います。
ただゲームが好きなだけでは、仕事は難しく、クライアントやユーザーの求めるように、改善点を指摘できないとならず、それには、多くのゲームの知識が必要です。