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ホテルシェフの年収

キッチン

シェフのお給料

ホテルやレストランで厨房を仕切り、一流の料理を提供することが仕事のシェフですが、実際のところ年収面ではどのくらいが相場となっているのでしょうか。

シェフはとても華やかな仕事のように思えますが、内部はなりたいと希望する人と実際に厨房を仕切れるレベルになれる人との格差は大きく、シェフとして一流になるためにはそれなりの人脈や努力が必要ということになっているようです。

よく有名シェフの自伝などでは20代の後半くらいで既に実力が認められてチーフシェフになったというような記述がありますが、実際にはそのようにトントン拍子で出世していくためにはかなりの運や立ち回りが必要ということがあるようです。

年収面の平均をみると、シェフとして仕事をしている人では300万円~700万円くらいまでと大変広い幅となっています。

もっとも料理の専門学校を出たばかりのような駆け出しの人の場合は月収14万円~16万円のような非常に薄給勤務となることもよくあり、いかに下積み時代に根気よく仕事に取り組めるかということが大切になります。

ですが、たとえその厨房内でチーフシェフなどの立場になったとしても年収面では他の業種にくらべて特にすぐれた数字を出すことができるわけではありません。

むしろ勤務時間に対しての年収では「割にあわない」と感じているシェフが多いことも確かであり、責任ある立場になるほど、一日の労働時間はどんどん伸びていくという傾向にあります。

そのような状況もあり、有名レストランでチーフ級のシェフになった人はよそからの引き抜きがあるとわりとすぐにその座を明け渡して出て行ってしまうとことがあるようです。

自営業

引き抜きではなく自分のお店を作るということもあり、その場合有名ホテルでチーフを勤めたという経験があれば十分な看板とすることができます。

自営業としてレストランを開いた場合、うまく人気が出てくれれば年収は1000万円~2000万円ほどにすることも可能なようです。

しかし反対に商才にめぐまれず、すぐれた料理の腕を持っていながら勤め人であったときからかなり給与がダウンしてしまったという人も多くいます。

シェフという仕事はある種芸術家的なものでもあるので、実力の他にもどう売り込んでいくかということも年収には関わりをもってきます。

ただし裏技的に、資産家や特別な施設で個人料理人となることでかなり高い年収を得ることができるという方法もあります。

こうなってくると実力と運半々でシェフとしての運命は決まるといえるかもしれません。