受験のための授業を教える予備校講師の仕事
予備校講師の仕事は、その名の通り予備校で講義などの授業を行う仕事です。
大学をや特殊な資格を受験するために予備校に通っている学生や浪人生に対し、授業を行います。
受験対策として用意されている機関なので、大学受験に合わせたカリキュラムで進められていきますが、学校の授業をサポートする予備校もあります。
また予備校と塾は似たイメージがありますが、予備校は学校法人が運営しているという違いがあります。
しかし内容的には、最近は大きな違いがなくなってきているようです。
予備校講師の年収
予備校講師には臨時講師と常勤の講師がいて、それぞれの年収は大きく変わってきます。
また講師としての責任が大きい仕事をしていれば、その分年収も高くなっていきます。
そのほか、人気のある予備校講師になると、書籍を刊行したり、テレビ出演を行う講師もいますので、そういった方はさらに年収は高くなるようです。
こうした特別な仕事をしている予備校講師ではなく、一般的な予備校講師の年収は、400万円前後であるといわれています。
若い予備校講師であれば、決して低い金額ではありませんが、例えば高校教師の場合、経験年数が増えていくごとに年収がどんどん上がっていくのに対し、予備校講師はそこまで大きな昇給は期待できないため、ある程度の年齢になったときの収入としては高いとはいえないかもしれません。
学生の合格をサポートする大切な役目
また予備校講師は大学受験を目指す学生のサポートを行うことが多く、それは学生たちの将来を左右する仕事であるともいえます。
とても責任重大ですし、学生たちがよりよい結果を残すことができるよう、仕事もかなりハードになりますので、現役の予備校講師が現在の年収に満足しているかというと、そうでもない場合が多いようです。
人気校の予備校講師の年収は高い
ただ、人気がある予備校だと、年収はかなり高いともいわれています。
また最近では、前述したようなテレビ出演までする「カリスマ予備校講師」なる方がいらっしゃいますので、そういった方になると、年収が3,000万円を超えることもあるのだとか。
予備校の売上なども講師の年収を大きく左右しますので、予備校講師がよりよい授業を行い、名門大学合格の実績をどんどん増やして、予備校自体の評価や知名度を上げていくことで、自分の年収アップにもつながるっていきます。
ちなみに予備校講師は定年まで働くという人はかなり少ないので、ある程度の年齢で引退した後は、予備校内の別の部署で働くなどのキャリアチェンジをしているようです。