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社会福祉士の年収

車いす

ソーシャルワーカーとも呼ばれる社会福祉士という仕事

社会福祉士の仕事は、要介護者など日常生活を送る上でなんらかの問題があり、一人で生活することが難しい人などの相談に乗ったり、スムーズに日常生活が送れるようにアドバイスをすることが中心です。
社会福祉士はソーシャルワーカーとも呼ばれます。

介護職と似た印象がありますし、実際にアドバイスをするのは高齢者の方が多いのですが、実際にアドバイスをする対象は高齢者にかぎらず、子どもや中年の方々の相談に乗ることもあります。
子どもや中年の相談においては、児童虐待やDVなどといった内容が多いようです。

社会福祉士の年収

正社員として働いている社会福祉士の年収は、平均すると400万円前後であるといわれています。
額面の金額になりますので、諸経費を引くと手取り金額はこれよりも少なくなりますが、介護関連の仕事と比べると、はるかに年収は高いと思われます。

また、社会福祉士の仕事は夜勤などはなく、肉体労働的な業務はほとんどないため、激務というわけでもありません。
ただし、生活に困窮している人のアドバイザーとして直接その人とコミュニケーションをとる仕事になりますので、精神的疲労は非常に高いと思われます。

ただし、社会福祉士は需要は大きいものの就職しやすい職業ではないといわれており、資格を取得しても希望の企業に就職できないという人が多い仕事でもあります。
また前述した年収は、20代から40代の年収で、それ以降になると昇給などで年収が高くなる可能性がありますが、著しいアップは見込めないため、50代以降のほかの職業の年収と比較すると、かなり低くなってしまうということもあるようです。

独立して更に高い年収を

しかし、社会福祉士は独立して自分で事業を行うこともできる仕事なので、独立することではるかに高い年収を目指すという手もあります。
その場合は、社会福祉士の仕事のみだと仕事が理想よりも少ない可能性があるため、ケアマネージャーなどの資格を取得して、ソーシャルワーカーとケアマネージャー、双方の仕事をするなどして収入を上げていくというパターンが多いようです。

ただ、今の時代は低所得者がとても増えているといわれており、年収が300万円に満たない同世代の人もとても多いので、そういったことを考えると、年収400万円というのは決して少ない金額ではないように思います。
ただ、社会福祉士の需要に対して今から目指したいという人が多いため、就職や転職などをするときには少し厳しいことになりそうです。
社会福祉士を目指したいと検討されている方は、これらのことを加味して考えてみるとよいでしょう。