リハビリのサポートする
病気や怪我によって、体に障害を抱え、日常生活が困難になった人に、リハビリ指導を行い、日常での生活能力を復活させるお手伝いをします。
リハビリでも、身体的な部分と精神的な部分で指導します。
身体的なリハビリは、関節を動かす、筋肉を動かすなど、治療で使わなかった部分を使い、衰えた機能を回復させます。
特に日常生活を送る上で欠かせない、食事、排泄、入浴などの動作訓練を行い、箸を持つ、歩くなど行います。
精神的なリハビリは、精神に障害のある方に対し、アドバイスする、気持ちを切り替えさせるなどして、社会復帰を促します。
そのために、リハビリのサポーターとなるばかりでなく、時には相談相手ともなります。
行うことは決まっていますが、機械的に流れ作業をすればいとは限りません。
患者様一人一人に対し、行うべきことや考え方は違うので、それぞれに合わせないとなりません。
リハビリは日常生活へ戻るためのサポートとなり、訓練ですが、日常的な動作を取り入れて行います。
洗濯物や料理などの他に、木工や将棋、書道や演芸などと、趣味の範囲の運動も取り入れます。
こうすると、楽しくリハビリを行うことができ、患者様も精神的にリラックスできるというメリットがあります。
ただリハビリは、作業療法士一人で内容を決めるのではなく、医師や患者様の家族と相談しながら、決めていきます。
仕事を行うには、国家資格が必要となり、資格を取らないとなりません。
それには学校を卒業し、国家試験を受けて合格すると、資格取得となります。
仕事には専門的な知識が求められるので、学校でそのような知識や技術を学び、最後に試験で十分に理解したか試されます。
病院の方が福祉施設より給料は良い
仕事場としては、病院か福祉施設のどちらかがメインとなりますが、給与で見れば病院の方が待遇はよいです。
全体的に設備など整っており、資金も豊富な病院の方が、自然と待遇は良くなります。
ただ年収で見ると、それほど給与は高くなく、350万円ぐらいが平均で、やはり医療関係の仕事は、給与が安いことが多いです。
正社員での仕事が多いですが、アルバイトや派遣社員もあり、このような場合は時給制となり、時給2,000円ぐらいです。
小さな施設などで働くとなると、自然と給与は安くなり、平均よりも安いことも多いです。
待遇は良い職場が多く、働いている人の満足度は高い傾向にあります。
給与はそれほど高くはないですが、正社員であれば、福利厚生はあるので、その点は安心でしょう。
仕事をするとなると、シフト制であることがほとんどであり、週休2日ながらも、土日どちらか1日休み、平日1日休みという形態が多いです。