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医師職・歯科医師職の年収

聴診器

医師免許

日本で最も取りにくい資格として、司法試験と並び称されているのが「医師免許」です。

ただし司法試験など法律系の難関資格のほとんどが受験資格がなく、誰でも試験のチャンスがあるのに対し、より実用的な技術が必要となる医療系資格の場合は専門の大学など学校で過程を終了しなくては就くことができません。

医療系資格のうち最も難しいのが医師免許ですが、大学の医学部卒業あと6年間の長い間勉強をし、医師国家試験を受けることで免許が交付されます。
医師免許資格は定員があるわけではなく合格基準をクリアすることができれば何人でも合格となるので、毎年医学部の学生の約9割ほどが新たに医師としてデビューをしていくことになります。

勤務先で差がつく

医師そんな医師年収ですが、やはり平均額は他の職業に比べてかなり高めとなっています。
医師の平均給与額はかなり落ち込んだ年となった平成17年においても1000万円超となっており、医師年収=1000万円超という常識は未だに健在です。
医師と並んで高収入となっているのが歯科医師で、こちらも平均年収は1300万円~1400万円と非常に高額です。

医師の場合、病院勤務か診療所勤務かといった勤務先で給与額に差がついてきますが、歯科医師の場合、病院勤めのことはあまりなく多くの歯科医師が独立もしくは小さな診療所での勤務でスタートをするようにしています。

独立をした歯科医師のだいたいはかなりの高給を得ることができるのですが、激戦地域や反対に過疎地域での開業の場合、数百万円程度の少ない年収となってしまう人もいるようです。

診療科によっても違いが出る

医師職の場合には、勤務先となる病院施設などの規模の他、何を担当するかによっても年収は大きく変わってきます。
複数の診療科のある総合病院の場合などでは、勤務をしたばかりのときには自分で希望する診療科を選べないこともあるので注意が必要ですが、専門医の場合それぞれの課ごとに勤務をして、そこから勤務年数に合わせて少しずつ収入をアップさせていくことになります。

どの課が最も収入が高いかということは、地域や病院内の事情に大きくさゆうされます。
一般的には手術を行う外科関連の診療科や、専門的な治療が必要となる内科や血液関連課、または救急などに勤務をすると高給になる傾向があります。

開業

医師や歯科医師として独立開業をする場合、年収2000万円以上の収入となることもざらです。

ただし、開業までにはかなり初期設備投資が必要になるので、最初の数年はその回収のため苦しい台所事情となってしまうこともあります。