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インテリアデザイナーの年収

インテリア

女性に人気の空間をコーディネートする仕事

インテリアデザイナーは、住宅やオフィスなど人の集まる空間の内装をデザインする仕事です。
住宅やビルの他にも店舗やホテル、乗り物内、イベント会場などあらゆる場所の内装を担当することになるので、デザインの基礎知識の他にも人間工学についても詳しい知識が求められます。

多くの場合、設計事務所や建築事務所に勤務をして設計と同時に作業をしていくことになるのですが、近年では建築士とは別にデザインのみを担当する人も増えています。

とはいえデザイン専任であっても建築構造についての知識は不可欠ですので、就業をする前には建築学系の大学や専門学校を卒業するか、もしくは建築事務所で製図を担当するなどのキャリアが必要です。

以前までは日本的家屋ではデザイン性というものはそれほど求められていませんでしたが、ここ20年くらいの間に急激に一般でインテリアへの関心が高まってきました。

これはデザインがそのまま空間としての住み心地や作業効率に関わるという研究が広まったということが関係しており、インテリアデザイナーはただ見た目がよいだけでなくその建物内部に生活する人にとって、よりよい空間づくりを提案する高い技能が求められています。

デザイン系の仕事は全体的に女性からの人気が高いのですが、インテリアデザイナーは中でも特に人気が集まっている職種であり、専門学校などでもほとんどが女性受講者となっています。

デザイン力だけでなくコミュニケーション能力も重要

インテリアデザイナーが女性に人気がある理由のもう一つとして、デザイン力だけでなくプレゼン力やコミュニケーション能力が高く求められることがあげられます。

というのも実際にインテリアデザインをするときには、まず施主となるクライアントにヒアリングをして、そこからどういった空間づくりが望ましいかということを提案していかなければならないからです。

特に飲食店やホテルなどでは、内装が売上に直接的に直結して来ますので、雰囲気にあった空間をどのように作っていくかというコンセプトのすり合わせは重要です。

実際の施工には国家資格の建築士資格が必要ですが、デザインのみを担当する場合は特に資格は必要なく、美術学校のデザイン科や総合大学の芸術学部系、あるいは工学部デザイン学科といったところを出身にする人も活躍しています。

年収は新人の頃はだいたい年収300万円程度とあまり高くありませんが、中堅くらいになるにつれ600万円程度にまでアップしていきます。

企業に勤務する場合は専属のインテリアデザイナーというよりも、営業や交渉窓口として担当をすることが多いようです。

年収を増やすためには、やはり自分をブランドにして仕事をとれるかどうかが重要になってきます。